病気になる前は「私の部屋には監視ピンホールカメラ、盗聴器、小型スピーカーがある」と思っていました。
なぜなら、私が会社で仕事をしていると、遠くから「黒酢の昨日の家での行動」をひたすら言ってくる人達がいたからです。
内容はほぼ当たっていました。
この時私は、
・私が仕事をしている間に、私の家に誰かが侵入して監視ピンホールカメラ、盗聴器、小型スピーカーを仕掛けたのだろう
と思っていました。
そのせいで、家の中でも行動がコソコソし、重要な物は全て裏返し、家族との会話も小声で、歩く時も音を立てず。
家の中でもゆっくりすることができなかったのです。
その行動を見た相手は、小型スピーカーで、私の悪口を言ったり命令を言ってきました。
〈悪口〉年寄り、BBA、年功序列だ、*ろしてやる、どうやって*ろす?、くたばれ、早く*ね
〈命令〉早く会社やめろ、こっち見ろ、自*しろ
このせいで私は誰かに命を狙われているのでは無いかと思い込み、急いで車にドラレコを付けたり、盗聴器を探すアイテムを買ったり、休日の外出を控えたり、相手の声が聞こえないように、大きな音量で一日中TVや音楽をかけていました。
家族にはうるさいと何度も言われましたが、低くすると声が聞こえてしまうので、無視していました。
仕事中でも遠くから聞こえてくる私の筒抜けの生活の話に耐えて仕事をするしかありませんでした。
この小型スピーカーが幻聴だと分かったのは、休職してから8ヶ月経った頃でした。