私の統合失調症日記

統合失調症で自宅療養中。その日々の日記です。

私の霊体験1

夏なので、私の霊体験を書いてみようと思います。


あれは私が高校2年の頃、福島市のY町に単身赴任をしている父の元へ泊まりに行ったときの話。電車バスを乗り継いで、1時間50分ぐらいかけて借家に到着した。大家さんに挨拶をし、鍵を貰い家の中に入った。

家の中は広々とし、予め持って行ったラジカセのラジオを聞いて父が帰るのを待っていた。

17時過ぎ父が帰ってきて「今日教頭会だから遅くなる。寝てなさい」と言った。予め持っていったラジカセを聴きながら、布団の上で19時頃宿題をしていると、突然ラジオの電波が入らなくなり、ふすま・ガラス戸が一斉にバタバタ、バタバタと揺れだした。「地震?」と思ったが、揺れているのはふすまとガラス戸だけだった。

すると、ドンドンドンっと2階から激しく歩く沢山の足音が聞こえてきて、階段を下ってきた。1階では、畳をすり足で歩く音が聞こえて、それがゆっくりと私の方に近づいてきた。

怖くなって布団の中に潜り込むと、布団の周りをシャカシャカ、シャカシャカと歩き回る足音が聞こえた。右回りに歩いていた。そして足音は私の足元に立つと、思いっきり私の足をふんづけてきた。

「!」姿が見えないのに踏まれている感覚。それがだんだんとくるぶし、足首、スネと近づいてくる。その時カバンの中に薬師寺で買ってきた御守りがあるのに気がついた。カバンは1m離れているが、怖さを吹き飛ばして御守りを取って体につけると、急に布団から1m離れて歩き回るようになった。

シャカシャカ、シャカシャカと歩き回っている。相変わらずふすまとガラス戸はバタバタ、バタバタ揺れている。そのまま何時間が経ったのだろう?玄関から静かに歩く足音が。カチッと音がして電気がついたとたん「わーーーー!」と叫んでしまった。

そこに居たのは父。びっくりした顔をして私を見る。私は今あったことを話したが信じて貰えなかった。

この家は、押入れが全面コンクリートで塗りつぶされている。ふすまを開けるとコンクリートの壁で人一人立つぐらいの隙間しか無い。外に出ると、押し入れの部分が出っ張っているので、これは何か事件性があるなと思った。

この話には続きがあり、母、父と立て続けにこの家で怖い体験をしたのだった。

続く